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Windows7からUbuntu MATEに移行した話。Windows10ではなく。6

USBメモリにLinuxをインストール 前回はLinuxを仮想化ソフトで試す話を書いた。 今回はUSBメモリ上にLinuxをインストールする話を書く。 仮想化ソフトでインストールしたいLinuxディストリビューションが決まり、実際のパソコンにインストールしたいと思った場合、PCにインストールする前にUSBメモリ上にインストールする方法をお勧めする。 理由はLinuxが実際のパソコンで動くか安全に確認できるからである。 ここで安全にという意味は、もし上手く動かなかった場合でも実際のパソコンにはインストールしていないので、USBメモリからLinuxを削除するだけで済んでしまうからである。 Windowsを消してインストールしたり、デュアルブートにするためパーティションを変更してインストールしたりして、結果Linuxが上手く動かなかったら、元の状態に戻すのは大変である。特に消したものは元には戻らない。 最近のLinuxは多くのPCデバイスに対応しているとは思うが、中には対応していないものもある。 Linuxをインストールしても、音が出なかったり、Bluetoothが使えなかったりして目的の使い方が実現できないこともありえる。 このため、まずはUSBメモリ上にLinuxをインストールして正常に動くか確認するのである。 ここでUSB上でLinuxをインストールするとはどういうことかイメージが湧かない方もいるかと思う。 普通はパソコンのハードディスク(最近はSSD)にOSやソフトをインストールするが、Linuxでは外付けのUSBメモリにもOSやソフトをインストールすることができるのだ。 なお、似たようなものでLinuxのインストールCDイメージをUSBメモリに焼いた場合も、外付けUSBメモリからLinuxを起動できる。この場合はどのパソコンでも起動できて便利だ。 しかし、今推奨しているのはその方法ではなく、普通にパソコンのハードディスクにインストールするのと同じやり方で外付けUSBメモリにインストールする方法である。 具体的なやり方はネットで調べれば、既に色々なサイトで紹介されているので、ここでは細かいやり方は書かない。 大きな流れとしては以下である。 ・LinuxインストールイメージをダウンロードしてDVDに焼く(USBメモリに入れる方

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Linuxの導入方法にはいくつか種類がある 前回はLinuxのディストリビューションとしてUbuntu MATEが良かった話 を書いた。 今回は、Linux導入方法の種類について書く。 結論から言うと、自分はWindowsも引き続き使えるようにデュアルブートにした。 Linuxの導入方法にはいくつかの種類がある。 1 Windowsを消してLinuxをインストールする 2 Windowsを残しながら、Linuxもインストールするデュアルブートにする 3 Windows上の仮想化ソフト上にLinuxをインストールする 4 USBメモリ上にLinuxをインストールする いきなりWindowsを消したいという人も少ないだろう。そうするとWindowsを残せる2〜4の方法を選択することになる。 PCの性能を最大限に引き出して使えるのは2のデュアルブートである。 しかし、ネットで調べるとインストール方法が難しいとか何とか書いてあることが多い。 私も最初からデュアルブートに挑戦するのはお勧めしない。 自分は3→4→2の順番で最後にデュアルブートに挑戦した。 面倒なように思えるかもしれないが、このステップを踏んだ方が失敗が少なく無難な方法と思う。 仮想化ソフトへのLinuxのインストール まずは、3の仮想化ソフトにインストールする方法である。 これは仮想化ソフトで仮想上のPCを作成し、そのPCにLinuxをインストールする方法である。 本物のPCにインストールしているわけではないので失敗しても本物のPCには何の影響も出ない。 気楽に色々なディストリビューションを試すことができるので、まずはこの方法で好きなディストリビューションを探すのがよい。 インストールの練習にもなるし、Linuxを使う練習もできる。ここでやっぱりLinuxは合わないと思ったら仮想化PCを削除してしまえばいいだけなので後処理も楽である。 なお、仮想化ソフトを使う際は仮想PCのためにメモリなどのリソースを割り振ることになるので、PCの性能にある程度の余裕が必要である。 2011年頃に購入したパソコン(CPUがIntel Core i5 M460 2.53GHz、メモリが8GB)で使う分には特に支障はなかった。 しかし、メモリが2GBしかないパソコンだと使うのは

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Linuxは何種類もあるが、Ubuntu MATEを選んだ 前回まではWindows7からLinuxに移行して大きな問題が起きなかったこと を書いてきた。 今回からはLinuxに移行したい人に向けた情報を書いていく。 Linuxと言ってもいくつか種類がある。 結論から言うとUbuntu MATEを選んで、とても満足している。 今回は何故Ubuntu MATEを選んだかについて書く。 Linuxで調べると色々な種類ディストリビューションが出てくる。 Red Hat、Fedora、CentOS、Vine Linux、SUSE Linux、Debian、Ubuntu、Ubuntu MATE、Linux Mint、Lubuntu、elementaryOS、ZorinOS、linuxBean、KNOPPIX ざっと調べてもこれだけ出てくる。 そして初心者向けとして一番推奨されているのはUbuntuである。 しかし、自分はUbuntu MATEを選択した。 理由は以下である。 ・動作が軽い(メモリ消費量が少ない) ・メニューやタスクバー、操作性がWindowsと近くて使いやすい ・デザインが好み 自分のPCは2011年に購入したもので携帯性が重視され性能は高くない。 CPUがAtom N550でメモリが2GBしかないのである。 よって、メモリ消費量が少なく、動作が軽いことを重視している。 Ubuntuを動かしたところ、何もソフトを起動していない状態でメモリが1.2GB程度消費されてしまった。 これでは、ブラウザを起動して、ウィンドウタブを複数開いていくと、すぐに2GB近くに達してしまう。 ウィンドウタブを2、3個に抑えて使えば使えるのだが、自分はタブを沢山開く方なので少し使いづらかった。 また、アプリを選ぶメニュー画面がタッチパネルに適したスマホのようなアイコンが並ぶ形式なのだが、これも選びづらく感じてしまった。 Ubuntu MATEにすると、何もソフトを起動していない状態のメモリ消費量は0.6GB程度であった。 このためブラウザでタブを沢山開いても問題なく使えるのである。 ソフトを選ぶメニュー画面がWindowsと近く、更に種類毎に分類されていて選びやすかった。 また、Ubuntu風のタッチパネルでの操作に適したよう

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LinuxのOfficeソフト 前回Linuxに移行しても問題がなかったパソコンの使い方を書いた。 引き続きLinuxに移行しても問題がなかったパソコンの使い方を書く。 今回はWord、Excelの代替ソフトについて。 結論から言うと、LibreOfficeで大体は代用できた。 最近はWeb上で使えるOffice代替ソフトもある。 例えば、GoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートはネット上で使える。 複数人で編集作業する場合は、Word、Excelよりも使いやすかったりする。 また、本家のMicrosoftでも同様にネット上で使えるWord、Excelがある。 これなら本物のWord、Excelである。 これらはインストール不要で無料で使えるが、ネット上でプライベートなデータや大事なデータを扱うのに抵抗がある人もいるだろう。 私は家でWord、Excelを使う機会は少ないのだが、昨年は地域の活動を手伝う際にExcelを使う機会があった。 セキュリティを気にする方がいて、Web上のソフトでデータを扱うことができなかった。 また、このExcelでは簡単なマクロが使われていてExcel VBAを動かせる必要もあった。 そこで、LibreOfficeをインストールして使ってみた。 やはりレイアウトは崩れる。しかし、今回は印刷は不要でデータ処理だけに使うので、そこは問題なかった。 レイアウト以外は特に問題がない。関数は普通に使える。 一番驚いたのは、LibreOffice CalcでもExcel VBAのマクロを動かすことができたことだ。 関数もマクロも複雑なものではなかったので、特殊な関数や複雑なマクロは動くかわからないが、一般的な関数やマクロなら十分使えた。 レイアウトが崩れるのは大きな問題だが、最初からLibreOfficeでレイアウトを調整して文書を作ってしまえば良いとも言える。 最近はWord、Excelを持っていない人も多い。地域の活動でもLibreOfficeに移行してしまう話も出た。 LibreOfficeなら無料なので同意が得られやすい。 ということで今回はWord、Excelがなくても何とかやりくりすることができた話でした。 次回は、LinuxとしてUbuntu MATEを選択した話をします。

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Linuxでも問題なく使えた 前回、Windows7からLinuxに移行したが、特に問題が起きていないと書いた。 しかし、問題が起きるかは使い方にもよる。 そこで、自分のパソコンの使い方をもう少し詳しく書いておく。 パソコンは基本的にインターネットを見るのに使っている。 ブラウザは最初はGoogle Chromeを使っていたが、最近はFirefoxを使っている。 Firefoxの方がChromeよりもメモリ消費量が少なくて動作が軽い気がしたのでFirefoxに変えた。 普通にインターネットを見るのには何の問題も生じていない。 ネットバンキングやネット証券も使っているが特に問題なく使えている。 ネットバンキングは、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンクやゆうちょ銀行では特に問題なく使えた。 ネット証券では、SBI証券など特に問題なく使えた。 唯一問題があったのが、確定申告の電子申請e-Taxである。 マイナンバーカードをPaSoRiを使って読み込んで、ネットで申請することはできなかった。 まず非接触ICカードリーダのPaSoRiは、上手く設定すれば何とか使えるような情報もネットには載っていたが、失敗すると面倒なことになりそうなので試さなかった。 仮にPaSoRiが使えても、次に電子認証するためのJPKIソフトとか何とかを確定申告のサイトでダウンロードしてインストールする必要があるのだが、これがWindows版とMac版しかないので諦めた。 なお、IDパスワード方式は試していないので使えるかは不明である。 また普通に紙で印刷して提出するための「申請書作成コーナー」ぐらいなら使えそうな感じであった。だが、最後まで試していないので使えるとは断言しない。 しかし、そもそも確定申告などしない人がほとんどであろうから、どうでもいい話かもしれない。 長くなったので、今回はここまでにしておきます。 もう一つの使い方であるWord、Excelの代替ソフトの話はまた次回。

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Linuxに移行しようと思った理由 2020年1月14日にWindows7がセキュリティ上使えなくなる。 Windows10に移行するのが普通とは思うが、Linuxに移行した。 結論から言うと特に問題は生じていない。 Linuxに移行して良かった。とも言える。 Linuxには昨年2019年10月頃に移行した。直前でバタバタしたくなかったので。 途中経過をブログに上げようと思っていたが直前になってしまった。 今回はLinuxに移行した背景をダラダラ書きます。 自分はWindows7に満足している。何の不満もない。 このまま使い続けたいと思っているぐらいだ。 しかし、1月14日にWindows7のサポートが終わるらしい。 まだ使えるパソコンを買い替えるのはもったいない。 今のパソコンにWindows10を入れるとして、Windows10を買うとすると2万円ぐらいする。 そもそもWindows10に対応していないPCもある。 ここで考えた。そもそもWindowsである必要があるのか? あらためて自分のパソコンの使い方を振り返ってみた。 ・ネットを見る。 ・Word、Excelを使う。(たまに) メインはインターネットを見ることである。 これはブラウザさえ使えればOSはWindowsである必要はない。 最近はそもそもPCを使わずスマホで済ませる人が多いぐらいだ。 スマホのAndroidはLinuxがベースである。 パソコンもLinuxでいいのではないか。 そこでLinuxにしてみたら、特に大きな問題もなく使えているという話でした。 詳しくはまた次回書きます。