Windows7からUbuntu MATEに移行した話。Windows10ではなく。5

Linuxの導入方法にはいくつか種類がある

前回はLinuxのディストリビューションとしてUbuntu MATEが良かった話を書いた。
今回は、Linux導入方法の種類について書く。
結論から言うと、自分はWindowsも引き続き使えるようにデュアルブートにした。

Linuxの導入方法にはいくつかの種類がある。
1 Windowsを消してLinuxをインストールする
2 Windowsを残しながら、Linuxもインストールするデュアルブートにする
3 Windows上の仮想化ソフト上にLinuxをインストールする
4 USBメモリ上にLinuxをインストールする

いきなりWindowsを消したいという人も少ないだろう。そうするとWindowsを残せる2〜4の方法を選択することになる。
PCの性能を最大限に引き出して使えるのは2のデュアルブートである。
しかし、ネットで調べるとインストール方法が難しいとか何とか書いてあることが多い。
私も最初からデュアルブートに挑戦するのはお勧めしない。
自分は3→4→2の順番で最後にデュアルブートに挑戦した。
面倒なように思えるかもしれないが、このステップを踏んだ方が失敗が少なく無難な方法と思う。


仮想化ソフトへのLinuxのインストール

まずは、3の仮想化ソフトにインストールする方法である。
これは仮想化ソフトで仮想上のPCを作成し、そのPCにLinuxをインストールする方法である。
本物のPCにインストールしているわけではないので失敗しても本物のPCには何の影響も出ない。
気楽に色々なディストリビューションを試すことができるので、まずはこの方法で好きなディストリビューションを探すのがよい。
インストールの練習にもなるし、Linuxを使う練習もできる。ここでやっぱりLinuxは合わないと思ったら仮想化PCを削除してしまえばいいだけなので後処理も楽である。

なお、仮想化ソフトを使う際は仮想PCのためにメモリなどのリソースを割り振ることになるので、PCの性能にある程度の余裕が必要である。
2011年頃に購入したパソコン(CPUがIntel Core i5 M460 2.53GHz、メモリが8GB)で使う分には特に支障はなかった。
しかし、メモリが2GBしかないパソコンだと使うのは厳しいかもしれない。

仮想化ソフトには無料のソフトとしてVirtualBoxとVMware Workstation Playerがある。どちらを使っても構わない。
VMwareの方が若干性能がよいが、有料版がメインなので無料版のWorkstation Playerだと仮想PCを1台しか構築できず、仮想PCの状態も1つしか保存しておけない。
このため仮想PCを1台しか構築できないと色々なディストリビューションを試すことが難しい。
一方でVirtualBoxなら仮想PCを何台も作れるので、色々なディストリビューションを試すことができる。
そこでまずはVirtualBoxで色々なディストリビューションを試し、一つに決まったらVMwareで使うのもよい。
なお、仮想化ソフトではWindows上でLinuxを動かしているので普通にLinuxをインストールするのと比べれば速度が少し遅くなり、Windowsよりも重く感じることになる。
このため使い慣れてくると実際のパソコンにLinuxをインストールしたいと思えてくるかもしれない。
本当にインストールするのはそう思ってからでいいと思う。そのまま仮想化ソフト上でLinuxを使うのでも構わないと思えば、そのまま仮想化ソフト上で使い続けてもいいと思う。

本物のPCにLinuxをインストールしたくなった場合、いきなりインストールしてもいいのかもしれないが、私は4のUSB上にインストールする方法をまずはお勧めする。

長くなってきたので続きの説明は次回。


ダウンロード先

○Ubuntu MATE
https://ubuntu-mate.org/download/

○Oracle VirtualBox
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads

○VMware Workstation Player
https://www.vmware.com/jp/products/workstation-player/workstation-player-evaluation.html

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