外断熱マンション4

前回はちょっと原理の説明が長くて
外断熱の何がいいと思ったかが書けなかった。

なにがいいか。
・暖房を消しても朝まであたたかい。
・暖房をつけてない部屋も暖かい。(お風呂とかトイレとか)
・ようするに冬は快適。

以上が自分がいいなと思ったこと。
特に暖房をつけてない部屋も暖かいというのは大きい。
特にお年寄りなんかでお風呂やトイレで心疾患や脳卒中で
倒れられる方が多いらしい。

厚生労働省の統計を見ると確かに死因として心疾患や脳卒中は多い。
この発生場所が何処なのかという統計は見つからなかったので
なんとも言えないが、何もそこまで心配しないまでも
お風呂やトイレが暖かいのに越したことはない。
しかしわざわざお風呂やトイレに暖房がついているマンションなどは
あまりお目にかかったことがない。
仮に暖房がついていたとしても暖房費が結構かさみそうだ。

外断熱だと建物全体が断熱材で包まれているので暖房がついてない部屋も
全体的に暖まる。極端な話、上下左右のお宅が暖房をつけていれば
自分のところの暖房をつけていなくてもあまり温度が下がらないらしい。
本当かどうかは知らないが。

ついでに以下に疑問点を挙げる。
1.暖房費がお得
2.床暖房不要
3.長寿命


1.まず「暖房費がお得」からだが、この点を話す前にまず
暖房の形式がどうなっているかが重要だ。
つまり従来型のエアコンが各部屋についていて暖めるのか
部屋全体を暖めるような暖房装置がついているかという点だ。

部屋全体を暖めるような暖房装置とはセントラルヒーティングで
一箇所で作り出した熱を各部屋に設置したパネルヒータから
供給するという形式を想定している。

せっかく外断熱にしたらおそらくセントラルヒーティングに
するのではなかろうか。そうなるとこれまで暖めていなかった
部屋、例えばお風呂とかトイレとか廊下とかも暖めることに
なるのでその分暖房費は高くなるのでなかろうか。


2.続いて「床暖房不要」。
これも暖房機の形式によるのだが、部屋の上部のパネルヒータを
設置した場合と比較すると、床に設置したヒータ即ち床暖房形式の
方が暖かく感じるだろう。
いくら壁から暖かい熱が伝わってくるといっても基本的には
結局暖かい空気は上に行くもの。
対流ってやつですね。
暖かい空気は上に行き冷たい空気は下に行く。
この対流を考えると部屋の上部にパネルヒータを設置するよりは
部屋のなるべく下の方、理想的には床に熱の供給源を置くのが
ベストなのではなかろうか。
まあ壁を暖めると考えると壁際がいいのだろうけど部屋が狭く
なってしまうのが問題であろう。


3.マンションの寿命がのびる
これも外断熱マンションの宣伝でよく見かけるのだが、
意味がわからない。
どうもコンクリートの寿命が延びるからというのが
理由らしいが、何故断熱材が外にあるとコンクリートの
寿命が延びるのかは不明。
なにか理由がわかる方がいたら教えてください。

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