外断熱マンション7

いよいよ夏場の話題。
私が外断熱マンションでひそかに期待しているのが
環境にいいのではないかということだ。
もちろん断熱していればエネルギーが少なくて
環境にいいのだが、ここで言いたいのは夏場の
ヒートアイランド対策になるのではなかろうか
ということだ。
これはあくまで私の推測なのだが、
外断熱はヒートアイランドの緩和、特に熱帯夜の
解消にいくらか効果があるのではないかと思っている。

熱帯夜の原因として考えられているのが、昼間暖められた
コンクリートが夜に熱を放出するのでいつまで気温が
下がらないという現象だ。
これまで私のブログをご覧になられた賢明な読者なら
すぐに気づくかもしれないが、これは冬場の外断熱
マンションの部屋の中で期待している現象が、夏場の
夜に外で起こっていることにほかならない。

少々わかりづらい言い方をしてしまった。
詳しく説明していこう。



夏は外の方が暑い。
そこで上の図に示したような温度になっている。
内断熱では断熱材が壁の内側にあるので壁(コンクリート)が
暖まって熱くなっている。
一方の外断熱では断熱材が壁の外側にあるので
壁(コンクリート)は暖められることはなく冷たいままだ。
つまり内断熱のビルのコンクリートは夏には熱くなっている。
一方で外断熱マンションの(別にマンションでなくてもいいが)
コンクリートは熱くなっていない。

内断熱のコンクリート構造物は昼間にガンガン暖められて
熱をためこむ。そして夜になるとその熱を放出し始め、サウナの石
のように、石焼き芋の石のように都市全体を暖めつづけるのである。
そのため本来日が暮れて気温が下がり始めるべきところが、
いつまでたっても気温が下がらず熱帯夜となってしまうのだ。

これがもしすべての鉄筋コンクリートの建物が外断熱になったら
どうだろう?
壁は断熱材の内側にあり昼間の日差しで暖められることはない。
つまり熱を貯めこまない。熱をためこんでいないので夜になって
その熱を放出するなんてことも起こらない。
これはサウナの石がなくなること、石焼き芋の石がなくなることと
同じことだ。暖めるものがなくなれば普通に日が暮れたら気温は下がる。
つまり熱帯夜がなくなる。

どうだろう?
一度全ての建物を外断熱にしてみては。
意外と熱帯夜が解消されるかも。

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