気象衛星「ひまわり」廃止??

7月5日の読売新聞の報道によると気象衛星「ひまわり」の後継機の予算が
集まっていないらしい。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080705-OYT1T00454.htm

後継機を打ち上げるのは6~8年後だそうだが、作成に5年ぐらいかかるので
予算は今年中に確保して来年には機体を発注しないといけないみたい。

これを聞いたとき最初はこんなたかだか500億円程度の予算が用意できない
ことでみすみす他国に気象観測の役割を譲るなんてもったいないなと思ったが、
日経BPに載っていたJAXA平岩主任研究員の話を聞くと仮に今回予算を
用意できたとしても根本的には問題は解決しないようだ。
というのも既に日本の宇宙開発はインドに抜かれているようだからだ。
インドでは既に商業衛星の打上げに取り組むだけの実力をつけ、予算も
2015年には日本を抜きさる勢いのようだ。

別に抜かれてもいいんじゃないという人もいるだろうし、いや何としても
一定の存在感を保ち続けるべきだという人もいるでだろう。

まず必要なのは宇宙開発に対する戦略的な位置づけを明確化することだ。
マスコミがこの話題をとりあげ、シンクタンクや大学などが日本が持つべき
戦略をいくつか提案し、政治家が国民の総意を確かめながら最もベストな
戦略を決定し、官僚がその戦略を実行していく。
この流れがうまく回ることが必要だと思うんだけど、どうだろう?
そう思わない?

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